え、あの、ちょっと

「とうやくんどーしたの?」


ききさんがまたいきなり俺に話しかける


そのたび俺の心臓がビクッてして


情けない


これじゃつばめくんを追い越すどころか同等にもなれない


「ううん、なんでもないよ。ってつばめくんは?」


周りを見るとつばめくんの姿がない


「あーつばめはなんか急用が出来て帰っちゃった」


。。。まったく気がつかなかった


いつだろう


「ついさっきだよ」


「え?」


頭の中で考えていた答えがききさんから返ってきた


「お、俺声に出てた?ごめん」


そう言うとききさんはにこっと笑って


「ううん、とうやくんわかりやすいから。大丈夫だよ、さっき出てったばかりだから。私は1人も慣れっこだから。」


。。。ききさんは俺がききさんを沈黙で1人にしていた事を悪いと思っていた事まで気がついていたんだ


それはすごいと思うけど


「俺、ちょっとそれは寂しいかな」


俺はつばめくんに勝ちたいんだ