え、あの、ちょっと

髪ワックスかどうか確かめたくて


なんて言えるわけなくいい言い訳が見つからずそのまま無視することにした


ピピピッ


体温計がなった


「あっ、はかりおわったね。貸して。んーっと、あっ、36.8かぁ。微熱っぽいけど平熱どれくらい?」


「。。。。35.5くらい」


「ひくいね!!じゃあ全然熱なのかぁ。今日は沢山寝てね。はやく治すためにも。」


「。。。。ありがとうございます」


なんだろう


彼ほんとにいい人なんだなって思う


こー彼の笑顔はあったかくなる


和むのだすごく


「じゃあ俺はこれで」


すっと立ち上がる彼を見て私は思いの外背が高くて驚いた


それを見てこの人は1人の男なんだと認識しいきなり恥ずかしくなる


「あっ、はい、ありがとうございました。」


私は紛らすように俯きお礼を言う


なのに彼はそこを動こうとしない


。。。どうしたのかな


彼を見ると物凄く考え込んでいる様子だった


「あ、あのーどうしたんですか?」


恐る恐るきくと彼はすごく険しい顔をしてこう言った


「。。。鍵が。。。家に入れない。。。です。」