『俺、浮気なんてしてないぞ…?』
『はっ!?なわけないでしょ!!!!私見たんだから!!!!』
『はっ?な、何を………???』
『先週の日曜日駅前のショッピングモールで匠翔が綺麗な人と一緒にいるの…私みたんだから!!!!』
『先週の日曜日…?あっ!!!!プハハハハッ!!!!』
『な、何笑ってんのよ!?』
『渚、それ、俺の姉ちゃんだよ。フハハハハハッ』
『お姉さん!?』
『あぁ』
『でもなんで……?』
『それは、これ買いに行ってたから…』
ーそして俺はポケットからショッピングモールでかったものを取り出したー
『こ、これ…私が欲しかったネックレス…』
『初めてデートした時渚、欲しいって言ってただろ…?あのあとすぐに渡したかったんだけど、あの時、俺金がなくて…』
『バイトして、やっとこの前たまったんだ…遅くなってごめん…不安にしてごめん…』
ーそして俺は渚の涙をすくったー
『そうだったんだ…ごめん、ごめんね…信じてあげられなくてごめん…いつも素直になれなくてごめんね…でも、やっぱり私、匠翔が好き!!大好き!!』
『やっと、やっと言ってくれたね…』
『俺も好きだよ…、大好きだよ…』
ーそして俺達は永遠の愛を誓いあった……ー
~END~
そしてエンディングが流れた。
いい話だったなぁ~、そう思いながらエンディングの歌を聴いてると隣からすすり泣きが聞こえた。
まさか蒼海、泣いてる…?
そう思い蒼海の方を見てみるとなんと蒼海は泣いてなかった。
えっ!?じゃあ誰???
すると蒼海が、
「面白かったね!!」
「う、うん。そうだね…」
蒼海じゃないってことは…
まさか…!?
あぁ、まただ………
