「イッタッ…」

私はなんとか意識があったみたいで、頭を上げた。

「あっ!レ、レオンは???」

私は急いでレオンの方見た。

しかし…、そこにいたのは血だらけの変わり果てたレオンの姿だったんだ……。

「レオン!?、レオン!?、ねぇ、しっかりして!
ねぇ!?」

私はパニックでなにがなんだか分からなかった。

ただ、ただ……怖かったんだ……………。

「ねぇ!?、レオン!?レオ「み…ずき……」

「レオン!?、しっかりして!!!!!!」

「ぶじで………よかった…………」

「レオン……………???」

私はレオンの言ってることの意味が分からなかった……。

「今まで…………ありがとう(ニコッ………パタ」

「レ……オン???…………ねぇ、レオン!!!!!!
起きて!!!!!!、起きてってば!!!!!!ねぇ!?」

それからレオンは2度と目を覚ますことはなかった………………


その時、私の頭にはレオンの最後の言葉と、笑顔だけがこだまし、頭からこびりついて離れなかった…………




「イヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!」



そして私は意識を手放した…







ねぇ、レオン…………?

私を守ってくれてありがとう。

私は結局伝えられなかった…………

私はこの先、何があってもあなたのことは忘れない…………

忘れたくない…………

そして初めて知った…………、




「好き」

という、感情も…………………