「……」 その間、2秒弱。 世界が一瞬止まった。 一度でもされてしまったら、歯止めが効かなくなるのが私。 「…もういっかいだけして」 おねだりを示すように人差し指を立てる。 「外だけど此処」 「知ってる」 即答すると、依くんが離れ側にもう一度だけチュッと唇を重ねた。 「行こ」 「はーい」 えへへへ。 顔面の神経が、ふにゃふにゃに緩む。 好きだと伝えたくて堪らなくなる口を、真一文字にキュッと結んで抑えつけると、より一層言いたくなった。 依くん、好き。