行きたいお店があると言った私のお願いを聞いてくれて、表参道をぶらぶら歩く。
「あ、依くん知ってる?この通りにすっごく美味しいタピオカミルクティーのお店できたんだよ」
「へー、知らなかった。あの行列のとこ?」
「そうそう。長蛇の列になってるね」
「でも伊都タピオカそんな好きじゃないじゃん」
「っよく知ってるね。私前に言ったっけ?」
「見てたら分かる」
「…」
何気なく言ってくれているけど、すっごく嬉しくて
今すぐ抱きつきたい衝動が私を襲う。
でも我慢我慢。依くん外でベタベタするの嫌いだからね。
「でも今日行くとこは依くんも絶対好きだと思う」
「ハードルあげて大丈夫?」
「絶対好きだもん!」
依くんがエビ好きなのを知っていた私は、このお店を見つけたとき連れて行ってあげたい!って思ったの。
自信ありげに連れて行ったのは、ロブスターを扱うサンドイッチ屋。
「こんなのあんだ」
興味津々にメニューを一覧する依くんの顔が、若干喜んでいるのを私は見逃さなかった。

