ゆるりゆらゆら恋心




「オッケー。マスターした」

「数もこなしてないのにかよ」

「でも手順は熟知したもん」


丁度いいやとソファーで寝転がっている依くんの上に乗っかる。


「……男の上にスカートで上がるのも、今回限りにね」

依くんが悩ましい声を上げていたけれど、無視無視。


「い、いくよ」

「腕とかにしてよ。蚊に刺されたって言い訳できるし」

「ヤダよ彼女のキスマークを蚊に刺されたって言われるの。キンカンとか塗られたら悲しいんだけど」

「はは、」


いつだって依くんは余裕のある表情ばかりで、きっと依くんにとってはキスマークなんてお手の物なのかもしれない。