「伊都から見て俺は相当不誠実に見えていることがよく分かった」 「…居酒屋のバイト先に来ていた彼女が次々変わっていたのを私はよく見ていたからね…」 バツが悪そうな顔をするくらいには、素直な依くん。 別にそれはいい。過去の女性のことを問いただしたところで、今付き合っているのは、他でもない私だ。 「ん」 「…」 依くんがおもむろに片手を私に差し出す。 「さっきの質問のこたえ」 「え」 この手が??? 触って、と顎で促され 渋々指で触れてみれば、あまりの冷たさに吃驚した。