ゆるりゆらゆら恋心





めぐみんが「伊都がお笑いを拒むなんて相当だね」と言うから

そうだ、相当な事態なんだと、改めて噛み締めた。



「で、なにに病んでるの?ん?」

お昼休み終わるから早よ話せ、と催促される。


ずっと内に溜め込んできたけど、そろそろ誰かに聞いて欲しくて仕方がなかったので、めぐみんのその言葉はとても有難かった。


「……依くんのことなんだけどね」

「おう。彼ピッピがどーした?」

「彼ピッピって…ぶっ」


あまりにも似合わない
響きに思わず噴き出す。

いやそんなことで話が逸れてては、昼休み終了のチャイムが鳴っちゃうや。


「少し前に、依くん風邪ひいてたみたいなんだけど……私それ知らなくて」

「え、じゃどこで風邪引いたって知ったの??」

「貰い物の果物をお裾分けしようと思って、依くん家に言ったとき…」


それが今回の喧嘩を生んだわけだけど、
依くん、梨好きだって前に言ってたから
、どうしても食べて欲しかったんだもん。