ドキドキ ドキドキ 苦しいくらいに鼓動が暴れて 堪えないといけないものがあり過ぎて、それが声になって溢れ出ないようにと、とにかく必死だった。 「〜〜っ」 結局今の私には、唇を噛むくらいに食いしばって、その恥ずかしさから耐えることしか出来なくて。 そんな私を他所に、胸元に顔を埋めて、絶賛キスマークを付けている依くん。 ピリッと感じる傷みに顔が歪む。 「声出していいよ」 「ぜっ、たい、やだ…っ」 「絶対とか言うなよ出させたくなるから」 首筋に当たる依くんの黒髪が肌に触れてくすぐったい。