「あ、あの、玲央都のは?」


すると、一気にその場は静まった。


「そうよね、玲央都に会いに来たんだものね…」


申し訳なさそうな玲央都のお母さん。


どうして玲央都はいないの?


「実は、玲央都もいろいろ朱鳥ちゃんと会うとなると思うところがあるみたいでね」


「思うこと?」


初めは言われた意味がわからなかった。

思うことと言うのは、玲央都は今アイドルで、みんなが知ってる有名人だ。
そんな玲央都に私もミーハー心でまた近づいているんじゃないかと言うことだった。


「私はわかってるのよ?朱鳥ちゃんがそんな子じゃないって。」


玲央都のお母さんがいろいろ慰めてくれる。


なんだか、申し訳ない。


やっぱり、もう玲央都は変わったんだ。



もう、アイドルのれおぴなんだ。