まさかそれが…
吉田くん!!??
いやいやいやいや!!
ありえない!
あんな優しい美少年がこの悪魔なんて!
だけど吉田くん…あの公園からお家近いんだよね…
吉田くんって可能性はあるよね…。
うーん、もしかして瞬くん??
いやいや瞬くんなわけ…
吉田くんより可能性無いよね。
瞬くんはそもそもお前なんて言わない…。
お前…
お前…
『お前に友達なんかいたのかよ』
『お前。そんな口聞くようになったか』
いやいやいやいや!!
絶対ない!!
だとしたら最悪だよ!
たまたまだたまたま!
「おい」
「は、はい…」
あたしは吉田くんから声をかけられる。
「お前、さくらが呼んでたぞ」
「え?さ、さくら?」
あ、
「半田さくら」
半田先生か。
「昼休み職員室来いって。あーあ、怒られんな」
「…」
半田先生があたしに何の用なんだろう…。
まかさ昨日のこと?
だけどあれは解決したんじゃ…。
「緑ちゃん、僕がついていってあげようか?」
「瞬くん…」
「いや、お前ひとりで行け」
「え」
悪魔ー!!
「いいな、ひとりで行け。これは命令だ」
「…分かったよ…」
瞬くんは寂しそうな顔をしてあたしを見た。
瞬くんごめんなさーい…。
そんなこんなで昼休みとなった。

