因みに悪魔緑とは、後ろの席のやつである。


まあ言わなくてもわかると思いますが。


「コイツなら分かると思います」


そう言ってあたしの肩を強く掴んだ。


「はぁ!?」


あ、やば…


あたしを注目するクラスメイトの視線が冷たい。


さっきまでの悪魔緑とは違う。


「じゃあ結城さん。ここ分かりますか?」


えー!!


なんであたしなんですか!!!


意味分かんないよー!!!


当てられたことにも分からず、答えも分からず。


悪魔緑め。


絶対許さない…。