「…………」


「あのとき、美咲について言った時点で覚悟なんて決まってるよ。


でも命は賭けない。おれだって死にたくないし」



そう言うと、ショーちゃんはにや、と笑った。



「のりかかった船だ。最後まで付き合うからさ……必ず救うぞ」


「…………」



ほんとうにこの子はただの中学一年生?


こんなバカげた無謀な子、今まで見たことなんかない。


だけど、わたしが今、言うことはひとつだけ。




「当然でしょ。三人無傷が最低条件……。


作戦を練るわよ」