♪クレシェンド組曲♫

教室に戻ってから先生の話があった後、
解散となった。

そのあと、小学生からの親友、望美(のぞみ)と、音楽室の前に行ってみた。


「吹部入るよね」
「うん、他に入るやつないし」

という会話をしていると…

「あ、紗雪(さゆき)ちゃんやん!」


紗雪、というのは、私の名前。
その名前を呼んだのは、幼馴染で、吹奏楽部の先輩になるであろう夏樹(なつき)ちゃん。

「吹部、入ってね!」
「うん、入る!!」

夏樹ちゃんが、笑顔で誘ってくれたのが、嬉しかった。


その後は、望美と一緒に帰った。

望美は、家が学校の近くで
別れるのはすぐだった。


私の家は歩いて30分の距離。

そんな距離1人で歩くとか……



正直長いし寂しいんだけど。

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注意書き
この小説では、長崎弁が入ります。
わからない場合は、なんなりと質問を。