♪クレシェンド組曲♫

順々に、三年生が言葉を言っていく。

「何度も、やめようと思ったこともありました。でも…ーーーー」

夏樹先輩が話す。

「私は、一度二年生の時にやめて…」

奈々先輩も。



そして、最後は部長。

「ここまで来れたのは、保護者の皆様や先生方のおかげです。…ッ」


泣きそうになる麻耶先輩。

少し前の時間に決めていたことがある。


それは、誰か先輩が泣きそうになったら、せーので先輩の名前を叫ぼう、というもの。

「せーの…」

「「麻耶先ぱーい!」」

「ッう……っ」

とうとう泣き出す先輩。もらい泣きか
自分の涙かわからないけど、

まわりも泣いている部員でいっぱいだった。とくに里緒菜先輩は、号泣していた。


私も、泣くつもりはなかったのに、もらい泣きしてしまった。

「それと…ッ…みんなのおかげ、で…っ
ここまで、これ、ました…ッ…ありがとう…!」


会場も泣いている人がいる。


「困らせたことも、いっぱい…あると思いますっ…」


途切れ途切れになりながら、部長は最後まで、





最後まで話した。