♪クレシェンド組曲♫


「お待たせいたしました。今から、第2部に入ります。OBOGとして、この中学校を卒業した、吹奏楽の先輩がたに来ていただいております。指揮は、赤司先生です。では、どうぞ」


ダダダンッ!
ジャジャジャーン、ジャッジャッ
ジャララーン…



ティンパニの音で、"鷲の舞うところ"が始まった。

裏で見ている私たち2人は、暇で仕方ない。
「吹きたいなー…」
「てか、たかやんトムトムうまっ…」

たかやん
とは、隆のこと。吹部で唯一の男子。


いつも面白いことを言って爆笑させてくれる、オタク仲間だ。


そんなことはさておき。

第2部は、不満が大きかった。ずっと望美と、ぐちぐち言い合っていた。




やっと第2部が終わり、次は第3部。
休憩時間に入り、劇の人はその間に着替える。

私は、席を移動し先輩の横に座り、
伴奏の準備をして、楽譜をめくった。