「ほんっっとにバカじゃないの?」




「うぅ…わかってるよ…」




次の日、あたしは学校で凛に相談した。




するとこの仕打ちだ。



…うん、当たり前なのかな。




「で?どーすんのよ。雨宮は知らないんでしょ?」




凛がチラッと雨宮くんを見る。




いつも通りの、ボサボサ頭にダサ眼鏡だ。




そう、彼は全く知らないんだよね…。