「…帰ろうか」 「うん!」 あたし達は駅に向かって歩き出す。 あたしが太陽のダサい上着を着ているからか、朝より注目されている。 でも、不思議と嫌にならない。 多分、太陽が隣にいるからだと思う。 あたし、太陽ともっと早く仲良くすればよかったなあ。 そう思いながら電車に乗った。 …自分の気持ちには気が付かないまま。 . . .