「それで、話って何?」 雨宮くんが屋上に腰を下ろして言う。 かなりドキドキしている。 「…にっ、日曜空いてますかっ!?」 言っちゃった言っちゃった言っちゃった! 今更になってすごい恥ずかしい…。 「……」 …だから雨宮くん。無言は辛いです。 てゆーか、雨宮くんが空いてなかったらデートしなくてもいいって事だよね! 「…空いてるよ」 …ああ。一瞬にして希望が打ち砕かれた。 これは、腹をくくるしかないのか。 「あの、あたしと…」