地味男との1ヶ月。【完】


「…当たり前だよ、美雨!」




そう言うと、美雨は少し照れた後に小さく、“利華”と呼んでくれた。




これから、仲良くしていけそうだ。



その時、廊下がザワザワと騒がしくなった。




そして、教室の扉がガラガラと開かれる。




そこに立っていたのは