「うぬぬ…っ、届かないよ…」 どれだけ背伸びをしても手が届きそうもない。 あたし、身長は平均ぐらいなのにっ! そう考えると…雨宮くんは高身長…? じっ、と雨宮くんを凝視していると雨宮くんが立ち止まった。 「……佐々木さんは、俺に用事があるんじゃないの?」 ……しゃ、しゃべった!? いや、それよりっ!