だけど…助けてもらうって何をどうやって…?
レイは私の考えを悟ったかのように
「俺の所に来い」
…!!
「えっと…何をするんですか?」
「ちげーよ。俺と一緒に住め。」
だから主語がないから分からないんだってば!!
だけど嬉しかった。
「いいの…?」
「ああ。」
私はその日からレイの家に一緒に住ませてもらうことになった。
一緒にと言ってもレイは夜中に帰って来て私の顔を見たらまたすぐに出て行ったり、帰って来なかったりだった。
だからレイとは1日に最低1回話す程度だった。
私…レイのこと何も知らない…
名前だってレイしか知らないし仕事も誕生日も…
それにケンカを止めに入った時にレイを見た男達が龍真って言って逃げて行ったのも…
今日は早く帰って来ると朝言っていた。
だから聞いてみようかな…

