私はあの後どうなったのか分からない。
目が覚めたら見たこともない部屋のベッドにいた。
ウソ…
またユウタくんっ…?
―ガチャ
いやだよ…
来ないでよ…!
「いやあああああああああ…!!」
「俺だ。大丈夫だ。」
優しい声。
優しく抱きしめてくれたのはレイだった。
「レ…イ」
「俺が側にいる。守ってやる」
レイ。
ありがとう。
でももうこれ以上の迷惑はかけられないよ…
「もう大丈夫だよ。ほら元気だから!」
私は無理に笑顔を作った。
「何が大丈夫だよ。無理して笑ってんのバレバレなんだよ。お前な助けてほしい時は助けてって言うんだよ」
助けて…?
私信じていいの…?
「助けて…」
「分かった。俺がお前を助けてやる。」
レイ。あなたを信じる。
「ありがとうレイ。」
「ああ…」