Happiness




「俺が連れて帰りますんで」


「通報くれた方ですか?」


「はい」


「じゃあお願いします。」


そう言って警察はその場から去っていった。



「大丈夫か?」


「…っごめん」


悔しくて悔しくて涙が止まらなかった。



「謝んな。お前は何にも悪くねーんだから」


「写真…見たでしょ…気持ち悪い…でしょ…?」


絶対に軽蔑されたと思った。


「怖かったな。ごめんな。こんなことしか出来なくて…」


レイ…


「…ううんっ…ありがとう」


「今は泣け。」


そう言ってレイは私をそっと優しく抱きしめてくれた。


ユウタくん…私信頼してたのに…