Happiness




「そっか。でも幸助けてほしい時は言え」


助けて…


お願い…レイ!


「助…」


「何言ってんの?俺達愛し合ってんだよ?」


違うっ…!!


お前のしてることは最低だよ…


犯罪なんだよ…!!


「違うっ!!」


「は?幸お前何言ってんの?忘れたの?」


「違う。アンタのしてることは犯罪だよ…!写真だってバラまきなよっ…!私はもうアンタの言いなりになんてなりたくないよっ…!」


「は?お前俺にそんな口聞いていいと思ってんの?」


「おい。どういうことだ」


レイごめんね…


巻き込んじゃってごめんね…


「お前だって写真見たら離れていくんだろ?ニヤッ」


やめて…!


写真は見せないで…!


「あ”?写真って何だよ!!」


やめてっ…!


そんな願いもアイツに届くことなんてなくて…


「ほらよっ!!」


そう言ってバラまいた。


…本当に終わったんだ。


レイはバラまかれた1枚の写真を拾いじーっと見つめた。


「見ないでっ…!」