Happiness



私の頭の中で犯されてる場面がフラッシュバックする。


「いやあああああああああああ…!!」


「おーい幸ちゃんどうしたの?ニヤッ」


ヤメテ…


お願い近付かないで…


「いやだっ…近付かないで…」


そう言ってもユウタくんはどんどん近付いて来る。


「そんなに怖がらないの~可哀想に。」


もうユウタくんの顔は目の前にあった…


また襲われるっ…!!


そう思って目をぎゅっと瞑った時。


「何だテメェ」


レイ…


「あ?テメェがなんだよ?」


「こっちのセリフだ」


「俺はこいつの彼氏だ」


違う…違うよっ…!!


お願いレイ信じないで…!!


「そうなのか?」


ユウタくんは私を見て口パクで

“ し ゃ し ん ” と言った。



「…うん」


こうするしかなかった。


またあの毎日が始まるんだ…


レイ。


レイといる時間は嫌なことも忘れて笑えたよ。


ありがとう。