「で!マネージャーになってくれる?」


誰のマネージャーについてない私


この学園で誰にもつけないマネージャーなど能無しだといわれ退学させられる


だから大変嬉しい話だけど…


「私なんかが…」


断ろうとした時


「なんで…なんか?俺はつーちゃんが良いんだけど」


この学園に来て初めて自分を求められた言葉




『ちょっと聞いて!一松さん!マネージャー科に移動だって!』


『やっぱりノーマルじゃん!なんで早く辞めなかったんだろう!』


『繋実、マネージャー科に移動しなさい』



気づいた頃には


「やります…マネージャー」


承諾していた