ガラスのハート


 真一がオレンジ色のライトを消してから一時間は、麻里子は静かだった。

 真一は、このまま何事もなく、朝を迎えたいと思っていた。

 一時間半が経った頃、麻里子が真一の腕の中から、からだを起こした。