隣の席は、ヤンキー君!



目を開けたら手はあたしから遠退いていた。


「…へ、怒らせちまったようだな」

「失せろ」


すぐ横にヤンキー君が立っていた。


すごく、顔が怖い。


「行くぞ」


そう言って先輩達は去っていった。

…最後、あたしを見てニヤッしたのは気のせいだと思いたい。