いつもの朝、いつも通りの学校。
勉強もできない、運動もダメ。
容姿だって悪い。
そんなパットしない。それが私。


桜庭 零(さくらば れい)


公立はどこも倍率は高いからその当時担任だった先生に「私立ならいける」と言われ、そこらへんにある私立高校に入学して早くも半年が過ぎた。


新しい友達、環境、少しずつ慣れてきた。

そんな時だった。

いつも通りご飯を食い終わり、いつも一緒にいる由愛葉(ゆめは)と好きな音楽を聴いていたときだった。