儚く咲いては散っていく。

ここは鍵がなくても窓の高さが低いから誰でも自由に出入りができる。

今出たらばれるよな。
携帯を開き時間を見る。

「8時10分か。帰りてぇ」

まぁ、ここで隠れて帰るのを待とう。
そう思ってやつらにばれない様に保健室のドアの裏に身を潜めた。

「ふう」とため息をつき耳を澄ませた時だった。




「早く脱げよ」