そよ風と君

11月。

16歳の誕生日を迎え
バイトもかなり慣れてきた。

今日もバイトが終わった。

22:00を過ぎ
梓と2人で外に出る。

【梓】『今日めっちゃ混んだね。。』

【私】『本当だよ!超疲れた。。』

【梓】『しかも店長!
機嫌悪くてウザかったよね。
………
あ!雪だ!見て!』

【私】『ホントだ!初ゆきー♡』

バイト先の裏で制服のままタバコを咥え
梓と静かに降る雪を眺めていると
ケータイがなった。

京介だ。