願わくはキミに



ファッと頬を撫でるように風が吹く。

私の背中まである、少し湿った髪が風と一緒に靡(なび)く。


髪、乾かさなくて正解だったな。
風が気持ちいい。


私は寮に続く一本の道を歩き、ここからじゃ少し遠いけど飲み物を買うために大学の近くのコンビニに行くことにした。


今はもう遅い時間だから近くのスーパーはやってないし、一番近くてそこのコンビニだから仕方ない。


外に出て少し気分が良くなり、鼻歌を歌いながらコンビニに向かった。




「…あれ?横山?」


コンビニに着いてドアを開けると、そこにはレジを終えて袋を手にぶら下げた蓮さんが立っていた。

私は開けたら蓮さんがいたのでビックリして一瞬固まった。


これが俗にゆう、鉢合わせ。