願わくはキミに



「お、おい、大丈夫か?」

「いや、ただ逆上(のぼ)せただけだから…」


私は食堂にある、近くにあったテーブルに寄りかかりゆっくりと深呼吸をした。


私ってこんなにお風呂苦手だったっけ?

そう言えば考え事してたな…

クラクラしてなんか、気持ち悪い。


「薬買ってこようか?」

「…大丈夫です。
ちょっと外の空気吸ってきます」


心配そうに顔を覗き込んだ隼人さんに少しドキッとしながらも、頭を抑えながら玄関に向かった。


ドキッてなんだドキッて。

それに隼人さんが水を飲んだりしなければこんな事にならなかったのに。

まぁ、名前を書いてなかった私が悪いんだけどさ…


なんて思いながら、私は履きやすいサンダルを履いて外に出た。