Secret Planetarium




「一緒に話…しませんか?」


この時の私はどんな顔していただろう。

きっと耳たぶまで真っ赤だったに違いない。



「…いいよ」


先生は少し驚いた表情を見せた後優しい笑顔になった。



先生と話せると思うと胸が高鳴った。



独特の低めの声のトーン…

笑った時の口角の上がり方…

眼鏡を押し上げる人差し指…


私が好きな全てが目の前にあった。



「…でね、赤点逃れるために仕方なく隣の人の答案見ようとしたらばっちり目があったの!!」


いつの間にか敬語なんて礼儀は忘れていた。


無我夢中で話した。