ネルソンの町で

マネージャー室からでた。

最悪

何でただの熱愛報道で謹慎なわけ?

♪チャララ〜 チャララ〜

携帯をチェックすると画面に「南楓」 と出てる。 しかも電話。


思わず電話を切ってしまった。

ムカつく!


♪チャララ〜チャララ〜 (携帯の鳴る音)
「南楓」

またかよ。

深いため息を吐いた。


『月夜里です。 すいませんが現在はで-』

「月夜里くん!」

『られません。 メッセージをどうぞ。』

「ふざけないで! これからどうする?」

よくもいけしゃあしゃあと

「もうバレちゃったから… この勢いでけっ-」

『あのさ。』
僕にそんな気はない。

『俺、お前と結婚する気無いから。』
デタラメなのに何だよ!
はめ上がって。

「えっ?」

とぼけやがって。

『俺、お前のこと好きじゃねーし。 いい加減にしてください。』

「なにそれ? 私たちあんなにも愛し合ってたじゃない!」

何言ってんだよ?

『俺、お前に好きなんか言った覚えないけど。』

「そんなの言葉にしなくたって!」

『これ以上こんな事したら訴えますよ。』
「ちょっ-」
ピー・ピー・ピー (電話が切れた後の音)
これからどうしよう。

事務所から出ようとした時、外からマスコミの声が聞こえてきた。
裏口から出たほうがいいな。

裏口から出ると玄関の方にいるマスコミの声がちょっと聞こえる。

タクシー拾って帰ろう。