ネルソンの町で

「どうしてこんなことになるの!」

と斎藤が新聞をテーブルに叩きつけた。

「アンタ、自分がアイドルだということ自覚してる? いや、自覚してないからこんなことになるのよ。」
と斎藤は僕を睨みつけた。

2016年12月15日
新聞記事の一面「月夜里勝利 (やました
しょうり)&南楓 (みなみ かえで) 熱愛!」
と書いてあった。

「なんか言ったらどうなの!」って斎藤が叫んだ。

『言うこと無いから黙っているんですよ。ってか、これデタラメですよ。』

どうしよう。

「生意気なこと言ってんじゃ無いわよ! これはアンタだけの問題じゃ無いのよ! わかってる!」

『はいはい。』

「《はい》は一回!」

『は〜い』

面倒くさいことになったな。

眠い。

あくび〜

「勝利、アンタしばらく謹慎。」

『はっ?なんで?』
何で?

「バカなの⁈ こんな騒動起こして、責任取らされるの会社全体よ! 反省するまで謹慎。」

『だから、デタラメだって!』

そんなつもりなかったんだけど。

『ダメ。』

「なんで、お前が決めんだよ…」

『マネージャーだから。』

ハァー