あ〜〜……なんかいつも通りの通学なのにあの人混み見ただけで 疲れちゃったなー…
『ふぁあ…ぁ、』
誰もいなくて安心したのかしなかったのか、大あくびが出てしまう。
『あんな人混みに囲まれたら私だったら死んじゃうかもな〜…』
そもそもあんな人混みに揉まれて さらにそこには恋愛だらけとか想像もしたくないな。。
1人そんなことをぼやきながら校舎の方へ歩いた。
ん〜…それにしても その王子って人、そんなにかっこいいのかなー?
恋とか愛を嫌う私でも 普通にかっこいいとか可愛いとかの見分けはつくし、
恋愛としての好きじゃなければ私は全くもって平気みたいだ。
まぁ 他校にファンクラブができるくらいだしそこそこいい方なんだろうけど。。
でも 1人の人にあんな人混みができるのは漫画の中だけの話だと思ってたな、、笑
『っとと、、ぅわっ!?』
うわー 危ない。。。
いつの間にかぼーっと歩いていた私は 思いっきり人にぶつかりそうになってしまった。
『ご、めんなさっ…』
あーーー、もうここ普段生徒が使用する校門じゃないのになんでよりによって今 人がいるのよーー!!!!!
内心そんなことを思いながら 黙り込んで立ち止まってる私がぶつかった人に急いで 謝ろうと見上げた。
うわ、最悪、イケメンだ。。。
そこらへんの女の子であれば ラッキー!って感じになるのだろうけど 私はイケメンと関わっていい思いをしたことがない。
あー、、もう謝ったし、逃げちゃっていいよね…??笑
私は 少し頭を下げその場を後にしようと踵を返した。

