そんな毎日を送って学校生活にもようやく慣れてきて、待ちに待ったGWがやって来ました。せっかくのGWだからイツメンで遊園地に遊びに来ちゃいました。

「わーい遊園地だ〜。」

「うーちゃん迷子にならないようにね?ならないか心配だよ。」

「心配し過ぎだよ〜大丈夫だよ?だって皆いるし。それにそんなに子どもじゃないもん…ムゥ」

(((あ…)))

鈴奈ちゃんの優しさだってわかってる。だけどやっぱり子ども扱いされてるみたいでなんか嫌だ。

「大丈夫だよな。だって俺がついてるんだし?」

「は?"あたしが"の間違いじゃない?」

「ほらほら喧嘩しない。宇佐美ちゃんは俺達がついてるから大丈夫だし。もし万が一逸れたとしても連絡し合えば良いことだしね?」

「わ〜伊藤君好き〜ギュッ」

「「!!」」

「おっと。こら急に抱きついたら危ないでしょうが。」

「う〜ごめんね?」

デコピンされちゃった。ヒリヒリするよ。

「わかればいいんだよ。じゃ行こうか。」

「どこ行く?とりあえず…全部制覇しちゃおう!じゃ早速出発〜」

「わかったからそんなに手引っ張らないで欲しいな。」