奏恋side
羽和は俺の腕の中で泣きじゃくった。リズムよく背中を叩いてやると落ち着いたのか甘えだした。俺的には普段羽和が甘えることはないからすっげー嬉しいんだけどな。

「羽和?」

「スゥー」

どうやらいつの間にか寝てたらしい。寝顔も可愛いらしい。あー、どうして俺の妹はこんなに可愛いのか。俺の羽和にもついに春が来てしまったようだ。ここらで妹離れするべきなのかもな。
end