「伊藤君と仲いいの?」

「まぁね。」

「宇佐美ちゃんは空夢と知り合いだったの?」

「昨日羽和が不良に絡まれてたんだよ。それで…」

「どうゆうこと?そんなの聞いてない。うーちゃん無事だった?なんかされてない?」

「平気だよ?空夢が助けてくれたから。帰りは空夢が家まで送ってくれたし。今度からはちゃんと気をつけるから。」

「そっか。よかった。なんかあったらすぐ言ってね?」

「そんな心配しないでよ。私は平気だよ?だって鈴奈ちゃんと空夢ってゆう最強の味方がいるんだもん。」

「うーちゃんウッ」

「嬉しいこと言ってくれるじゃん?そんないい子にはご褒美あげる。」

「ムスッ」

子供扱い嫌い。私そこまで子供じゃないもん。

「プフごめん冗談。でも本当嬉しかったから。」

私の機嫌はそう簡単には治んないんだからね。そうやってむくれていると。

「ごめんって。お詫びに今日の放課後どっか行こ?奢るし。」

私は食べ物なんかにつられたり…

「行く。」

するんです。普通につられます。だって美味しいもの食べてる時って幸せじゃない?

「決まり。」

「空夢ずるい。俺も行くし。」

「え〜。羽和もそれでいい?なんならお友達誘ったら?」

「いいの?鈴奈ちゃん一緒に行こ?」

「おう。狼達からうーちゃんを守んないとね。」

「何それ〜」

初めて放課後友達と遊びに行く。これも憧れだった。帰りに友達と買食いとかって一回はしてみたいじゃん?また空夢から初めて貰った。