空夢side
今日は久々に街の端の方まで来た。

「払えつってんだよ」

どっからかそんな声が聞こえた。てか近くね?路地のところに人影が2つ。

「何してんの?」

カツアゲか?ったく女相手にかよ。だっせー奴。

「た、助けて…」

よく見ると㊛は震えてた。今にも泣きそうな顔してるし。そりゃそうか。

俺は桐原空夢。まぁだいたいのやつは俺の顔か名前聞けば逃げていく。こいつも同じらしい。んなくだらねぇー事してっから痛い目みんだよ。とりあえず無事か?

「大丈夫か?」

まだかなり震えてるな。とりあえず落ち着かせるのが先か。
end