クラス発表の紙を見ると、同じ中学校で親友の早坂雅美(ﾊﾔｻｶﾐﾔﾋﾞ)の名前があった。

｢ここな！また同じクラスだね！｣

｢うん！また一年よろしくね！！｣

教室に入ると中学校とは違う雰囲気が流れていて、もうグループが出来ているところもあった。


｢みやびぃー･･･。新しい友達できるかな？？｣

｢大丈夫！！ここなならできる！ほら、あの子に声かけよう！｣


雅美が指を指したのは、窓際でポツンと座っている女の子。

｢そうだね。声かけてみようか！｣


｢初めまして！何中出身？｣

｢初めまして。あたしは、○中出身だよー｣

｢そうなんだ！あたし達は△中出身だよー！よろしくね！。名前はなんて言うの？｣

｢新垣千春(ﾆｲｶﾞｷﾁﾊﾙ)だよ！みんなからはちーちゃんって呼ばれてるから、良かったらちーちゃんって呼んでっ！｣

｢ちーちゃん！よろしくね♪あたしは、ここなです。でこっちは雅美。｣

｢よろしくね！！｣

良かった！いい子で！