あたしたちはリビングを出て、お父さんの部屋へと向かった。




「…なぁ、葉月」



「ふぇ!?」



今…あたしのこと……!!




「なんだよ?」



「な、名前…」




初めて男の子に呼び捨てにされたから、ちょっと嬉しかった。