「じゃあ葉月。
蓮クンを部屋まで案内してあげてくれる?」



「部屋って…お父さんの?」



「そうよ。葉月が毎日掃除してくれてたから綺麗でしょ?」



「うん」




毎日お父さんの部屋を掃除しててよかった。




まさかいきなり家族が増えるなんて思ってもみなかった。



ちゃんとやっていけるかな。




「じゃあ、行こっか」