ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「先生…それは…どういう…」


「せんせっー。見て!進化した優!」


先生にさっきの意味を尋ねる前に、優と鈴が帰ってきた。


「おー。ホントだ。どぎついメイク。あはは。」


うわ…きっついメイクだ…。怖い。


「でもさ…俺思うんだけど…そんなに化粧してると、すっぴんで人の前に出られなくない?」


顔が違うって言われるもんね。


「出られない!だから化粧がある!そのために化粧をする!」


「鈴は~ふんわりメイク~」


皆が好き放題にものを言う。祭りか何か…みたい。


先生の方に目を向けてみたら、目が笑ってない先生がいた。


(いつもみたいに…優しく笑わないんだな…)


あの優しい笑顔は、私だけのものなのかな…。




だったらいいなって願い続けた。