ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「どうでもいいじゃんよ~。ほら、とりあえず入るぞ!」


ノリノリの優を先頭に、鈴、私の順で入る。


  コンコンコン。


『はーい。何でしょう?』


教室の中から、先生であろう人の声が聞こえてきた。


(声からイケメンだ…。)


見た目もさぞカッコいいんだろな。とか思いながら、名前を言う。


「長谷部優です!」


「国谷鈴夏で~す。」


「桜坂千音です…。」


『用件は?』


特に…なんて言ったら来るなって言われるだろう事は、バカな優でも分かったみたい。


「先生に逢いに来ました!」



やっぱり、バカなのには変わりない。