ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

「カレー、あとルー入れるだけ?」


「そうです。ほとんど終わってますね。さすが私。」


そんな私の冗談を先生は『はいはい』と言わんばかりに聞き流す。


「先生…もう一回寝るなんて馬鹿な事止めて下さいね…。」


ゴロンと寝転がった先生に注意をしておく。


「わ、分かってるよ。それくらい…」


うわー。絶対寝る気だったな、こいつめ。


「寝るなら、ご飯食べ終わった後にゆっくり寝てください。」


「分かったよ…」


不服そうに頷く先生を横目に見ながら、私はカレーを作り終えた。