ワケあって、イケメン先生と同居始めます。

先生の柔らかい髪が首にひよひよと当たってくすぐったい。


「せんせ。離して…くれませんか?」


何よりも恥ずかしい…。


「嫌だ。もうちょっとこのままいさせて。」


腰に回されている先生の手にそっと触れてみる。


(あったかい…。先生がここにいる…)


私の大好きな先生がここにいてくれている。


(でも…)


また、不安のような、何とも形容し難い感情が私の頭をかき乱していく。


(何で、先生は…こんなこと私にするのかな?)


私が先生の事を好きなだけで、先生が私のことを好きだってことは分からない。もし、仮にそうだとしても、その関係は許されるのだろうか?


(ここにいてくれるだけで、幸せなのに、それ以上を願って…どうすんのさ。)


『先生が甘いのは、先生が優しいからなんだ。』って、何回も心に言い聞かせた。